英会話教材 監修者/開発者の一覧リスト
英会話教材には、教材を開発した人と、教材を監修した人に分けられます。多くの場合は、教材開発者が、そのまま監修の立場となりますが、以下のなかではネイティブイングリッシュは、異なっています。
開発者・監修者一覧表
教材名 | 開発者 | 監修者 |
---|---|---|
プライムイングリッシュ | サマーレイン | サマーレイン |
ネイティブイングリッシュ | 木下 昌英 (Yoshi) | 阿部 一 |
セブンプラスイングリッシュ | 七田 眞 | 七田 眞 |
スピークナチュラル | 宮里 大八 | 宮里 大八 |
30日間英語脳育成プログラム | 御園 和夫 | 御園 和夫 |
リッスントーク | 池田 和弘 | 池田 和弘 |
Youcanspeak | 木下 和好 | 木下 和好 |
スピードラーニング | 大谷 登 | 大谷 登 |
教材開発者・監修者について
プライムイングリッシュ(現在販売終了)
開発監修者 :サマーレイン(Summer Rane)
英語講師(日本)、日本語講師(アメリカ)
1990年生まれ
テレビ「笑っていいとも!発音王コーナー」「世界一受けたい授業」に出演したり、著書「ネイティブに笑われないクールイングリッシュ」でも有名な美人英語講師です。日本語がとっても上手な英語ネイティブスピーカーでもあります。
日本で英語を教えていて、日本人の多くが何故英語が聞き取れないかの理由でわかった事実があります。それは、ほとんどの日本人は、英語の音声変化が習得できていない、ということでした。
英語の音声変化の習得学習を、従来の英会話学習に加えて実践することは、使える英語力を身に付けるためには必須。その方法を具体的に実践できる教材として、プライムイングリッシュを開発しました。
ネイティブイングリッシュ
開発者(開発主任) :Yoshi(Yoshi Kinoshita) 本名:木下 昌英
教材販売会社社長
生年月日 非公開
ネイティブイングリッシュ販売会社である株式会社インフォファクトリー、及びヒルズコンサルティング株式会社の代表取締役を務める人物。以前からYoshiという名前を使っているのですが、昌英という名前が、どうしてYoshiという通称なったかの経緯についてはわかりません。
木下昌英というキーワードで検索すると、「怪しい」とか「詐欺の噂」とかいう言葉が出てきますが、ネイティブイングリッシュという英会話教材は、しっかりとした良い教材であり、詐欺とか、怪しいとかいったこととは無縁の商品だと断言できますので安心してください。
木下昌英氏が26歳のワーホリ時代の時に習得した英語学習方法を体系化した、「EVERYDAY ENGLISH PHRASES」という英語教材がありました。
この教材をさらに進化させ、洗練化させたのが、2015年に発売されたネイティブイングリッシュになります。EVERYDAY ENGLISH PHRASES時代は、木下昌英氏が開発・監修した教材でした。
木下昌英氏自身は、英語の専門化ではありません。ネイティブイングリッシュでは、監修に元獨協大学教授の阿部一氏を迎え、さらにネイティブスピーカーであるChristian Traylor氏、Johnson Reid氏も執筆・監修に加えて、より高品質の英語教材に仕上げてあります。
監修者:阿部 一(あべ はじめ)
元 獨協大学外国学部教授・国際交流センター長
現 阿部一英語総合研究所所長
1949年生まれ
阿部一氏は、獨協大学外国学部で長年教鞭をふるっていた大学教授です。イングリッシュドクターの西澤ロイ氏などは、獨協大学在学時代に、獨協大学で言語学の意味論を教えていた阿部一教授に大きな影響を受けています。
阿部一氏は複数の著書もあり、コーパス(言語学分析の為のデータベース)を元した英語参考書などは有名です。現在は、阿部一英語総合研究所という応用言語学専門研究所を運営し、所長を務めています。
そのような経歴を持つ阿部一氏が監修した英会話教材が、ネイティブイングリッシュになります。リスニングとスピーキングを同時に身に付けられるネイティブイングリッシュは、これからの教育業界においてもスタンダードになる可能性を示唆していると、阿部一氏は名言しています。
Yoshi氏開発・阿部教授監修のネイティブイングリッシュの評価
セブンプラスイングリッシュ
開発監修者:七田 眞(しちだ まこと)
教育研究科、七田式教育創始者
1929年生まれ
社会文化功労賞受賞者でもある七田眞氏は、理想の幼児教育を掲げ、それを実践してきた人物です。その教育は、「七田式教育」として、全国各地で教室が開かれています。七田式は幼児教育だけに留まらず、大人教育や英語教育にも幅を広げています。
そして、大人向けの英語教育を七田式で実践できるのが、セブンプラスイングリッシュです。セブンプラスイングリッシュは、七田眞氏が自ら実践した英語学習ノウハウが詰まった教材です。七田眞氏の想い、理想は、七田眞氏の次男である七田厚氏が、現在のしちだ・教育研究所の代表者として引き継いでいます。
30日間英語脳育成プログラム
開発監修者:御園 和夫(みその かずお)
関東学院大学英語英文学科名誉教授
1942年生まれ
ラジオ番組「百万人の英語」などを担当
書籍「場面別英会話」旺文社など
「音声先ありき」の学習方法が効果的であることを長年にわたり痛感されていて、音から入る学習方法は、英語学習においても当てはまると、私たちに教えてくれています。
御園氏自身の経験としても、学生時代にアメリカに行った際、「目と耳のズレ」を嫌という程実感することになりました。学校教育での活字中心の英語教育に、やはり毒されてしまっていたところがあったのでしょう。
渡航前には英語にある程度の自信があったものの、現地でその心を完全に打ち砕かれたと語っています。
英語学習においては御園氏自身、量をこなすことの努力は惜しまないように、とも力説しています。そして量をこなす際に大切なのが、その行為が苦労と感じるようなことがないこと。これは英語学習を継続していくうえで、とても大切だとしています。これらの考え、理論が、30日英語脳育成プログラムの開発にも生かされています。
リッスントーク
開発監修者:池田 和弘(いけだ かずひろ)
大阪観光大学 教授
1958年生まれ
言語学者であり、大阪観光大学で教鞭も振るい、英語学習に関する数多くのベストセラー書籍があるのが池田和弘氏です。現在は英語スペシャリストの池田和弘氏ですが、英語習得には、実はかなりの苦労をしてきているという話が興味深いです。ご自身の苦労の中から、確固たる英語習得方法を築き上げてきたわけです。
池田和弘氏は、大学在学中までは、かなり英語に苦労しています。大学の時に、英検2級も落ち、その後英語にある程度自信を付けた時点でも、英検1級の一次試験にも落ちています。
池田和弘氏自身は、そこで受験英語と実用英語の勉強方法の違いを痛快するのです。大量に英語フレーズを覚える事、大量にリスニングすること、大量に音読すること。これらを徹底して、英語力をメキメキと上達させていきます。
そしてついには同時通訳の学校への入学を果たし、そこでかなり揉まれはしたものの、さらに上のレベルまで英語力をもって行きます。
池田和弘氏の英語学習の歴史を見ると、スタート時点はほとんど私たちと変わらないレベル。それが、適切な学習と、大量の学習量を合わせて行うことで、現在の英語レベルまで到達したというわけです。
池田和弘氏は実は初代スピークナチュラルの開発者でもあります(現在は二代目のスピークナチュラルも販売終了)。そして、池田和弘氏の学習メソッドをさらに昇華させた形で教材化したのがリッスントークになります。
また、リッスントーク販売会社である株式会社elifet(ブライトエッグス)から発売されているスピークエッセンスも、池田和弘氏開発の英語教材になります。
YouCanSpeak
開発監修者:木下 和好(きのした かずよし)
同時通訳者
1946年生まれ
ドクターキノシタの愛称で知られていて、数多くの英語に関する著書もあります。若くして独学で英語をマスターした木下和好氏は、その後アメリカの企業で働いたり、日本帰国後は、英語教育の分野で活躍することになります。
木下和好氏の英語習得メソッドの根幹となるのは、リスニングに使われる脳と、スピーキングに使われる脳とでは、脳の使われる部分が違うということ。
なので、スピーキングに使用される脳部分を刺激する学習内容でなければ、どれだけ英語が聞き取れるようになっても、英語センテンスを瞬時に構築して、英語で話をするということは出来ないと言います。
言語習得という観点からみると、人の年齢は3つのカテゴリーに分けることができるそうです。0歳から9歳、10歳から12歳、13歳以上の3つです。
0~9歳に英語環境に居れば、自然と短い期間でネイティブと同等のレベルの英語が習得できます。しかし、この年齢層の間にその環境を離れると、完全にその言語を忘れるということも発生します。
10~12歳のこの時期が、あなたの母国語を決定づける期間となりえるとのこと。この時期に引き続き英語圏に居ると、あなたの母国語は英語になり、この時期に、英語と日本語の両方に触れていると、正真正銘のバイリンガルになれるチャンスがある。
13歳を超えると、英語環境に居れば自然と語学習得できるわけではなく、相当の努力が必要になってくる、ということだそうです。
ドクターキノシタが開発したYouCanSpeakは、スピーキング習得に必要な個所の脳を刺激できる教材として作られています。英語が第二言語である私たちがスピーキング能力を効果的に習得できるようになっています。
スピードラーニング
開発監修者:大谷 登(おおたに のぼる)
エスプリライン社社長
1946年生まれ
超有名英会話教材スピードラーニングを世に送り出した教材制作者が、大谷登氏です。現在は、アメリカに在住し、日本とアメリカを行き来しています。
大谷登氏自身が英語を身に付けた英語学習方法を教材化したのがスピードラーニングで、それに大谷登氏がアメリカニューヨークで学んだ通信販売手法を活かして、大々的に宣伝して販売しています。最大月額5億円を広告宣伝費に使っているというマーケティング手法には、興味が沸く人も多いはず。
大谷登氏は若い頃から苦労も多かったようで、そんな状況から這い上がるために単身アメリカに渡り、マーケティング手法を実践で学びました。そして、そのマーケティング手法を最大限に生かすために、自信を持って販売できる商品を自らの手で作ったのがスピードラーニングだったわけです。
大谷登氏は、英語を習得するには、英語を何度も繰り返し聞いて、感覚を掴んでいくことが大事だと、自身の経験から実感していました。その経験を元に生み出した教材スタイルが、英語を繰り返し耳から聞くことで英語を習得する、いわゆる聞き流し系の英語教材。
スピードラーニングは、1989年から販売されている、聞き流し系教材の先駆者的な存在になります。しかし今なお売れ続けているのは、大谷登氏のこれだけの熱い想いが前提にあったからこそと言えるでしょう。