英語は何語?
今日のテーマ
日本に居たら共通語は日本語。韓国にいたら共通語は韓国語。では、国境を越えて、世界での共通語といったら?それが現代の世の中では英語です。
英語ってアメリカ語?
「『英語は何語?』って
英語は英語に決まってるじゃん。」
って言われてしまいそうですが、
まあ、確かにそうです。
それじゃあ「外国」っていうと
普通どこを指しますか?
「『外国』ではこうだ」
とか、
「『外国』の映画」
「『外国』の経済状況」
とか、そういった会話ってよくありますよね。
日本以外の国は外国なわけだから、
世界中で約200カ国あるけど、
あなたの周りの会話の中で出てくる
『外国』 ってどこの国のこと?
■きっと一番多い答えは
「アメリカ」だと思います。
■この「アメリカ」を知るため、
「アメリカ人」と交流をするために
日本では英語が教えられてきた
といっても過言ではないと思います。
それだけ日本は海外のことと言うと、
アメリカを向いています。
■現代でも
日本国内にある「英語情報」の多くは
アメリカからのものが圧倒的に多いのが現状。
だから誤解をおそれずに言うならば、
日本人にとっての英語は
「アメリカ語」といえるかもしれません。
しかし、
これはあくまでも
「情報の入手」に限った場合です。
コミュニケーション手段としての英語は別物です。
世界中の人達とコミュニケーションを取るための世界共通語が英語
コミュニケーション手段としての
英語の役割の中心は、
「アメリカ語」ではなく、
「世界共通語」です。
世界に住む者同士が
お互いの国の言葉を話せない場合、
共通のコミュニケーションツールとして
英語が「世界共通語」として使われているのです。
■もしかしたら日本にいたら
そのことに実感が沸かないかもしれません。
でも、もしあなたが
海外に旅行したことがあるならわかると思います。
中国で会ったドイツ人旅行者と何語で話すか?
タイのホテルのフロントの人と何語で話すか?
様々な国からきた5,6人の仲間たちと暖炉を囲んで何語で話すか?
「英語」です。
これらの状況では
アメリカとかイギリスとかは関係ありません。
母国語が英語とかは関係ないんです。
ただ単に
「英語」が「世界共通語」だから
どこの国から来た人も
「英語「を使っているのです。
英語が世界共通語だということを受け入れる
■「『英語』が世界共通語だなんて誰が決めたんだ!」
「『英語』が世界共通語だなんて不平等だ!」
そんな風にあなたは感じるかもしれませよね。
その気持ちは筆者もよーくわかるのです。
しかし、現実は受け入れる必要があります。
そして、この現実が
私たちが生きている間に変わる可能性は
極めて少ないと思います。
(過去数百年の歴史が現在の状況を作り上げたので)
■ですので、
「世界のいろんな人達と友達になりたい」
「世界をまたにかけてビジネスがしてみたい」
「世界中いろんなところを旅してみたい」
とあなたが思ったなら
「世界共通語」である「英語」を
使えこなせるようにしておく必要があるんです。
そして、アメリカで使われている英語だけでなく、
イギリス系の英語、
これら以外の地域でつかわれている英語も知っていると、あなたの大きな武器になるんです。
■最近では、英語試験TOEICでも、
様々な地域の英語(オーストラリアとか)
もリスニングに入ってきましたよね。
だから筆者からみれば、
TOEICも、「英語を世界共通語としてのコミュニケーション手段」だという認識を強くしてきた流れになっているということでしょう。