英語で美味しいと伝える表現は、「ヤミー」「デリシャス」、あとはどんな言い方が自然?
今日のテーマ
美味しいと伝える英語表現を、TPOによって使い分けられるようにしよう
今回は、話し言葉の際に、どんな単語を使うのが適当なのか、という問題について一緒に考えていくことにしましょう。
ビジネスで外国のお客さまをもてなすことになった。
交換留学生とグループで交流することになった。
外国からの旅行者と知り合いになり、
街を案内することになった。
そのようなことが、今後あなたの身に起こる可能性もありますからね。
「美味しい」と英語で言う状況例
例えば、もしかしたらあなたも今後、英語のネイティブスピーカーと一緒に食事をする機会があるかもしれません。
それって、 緊張もするけど、ちょっとワクワクする瞬間。
あなたの英会話力を試す絶好の機会でもあります。
そんなときにちょっと役立つお話しです。
それでは、英会話スクールの仲間と先生とで、居酒屋に行くことになったとしましょう。
よくある大衆居酒屋です。
みんなでテーブルにつき、注文も済ませて、 待つことしばらく、さあ、注文した料理が運ばれてきました。
あなたは枝豆を口に運んで、ひと言
「This is delicious!」
Deliciousの意味は、美味しいですが
■ちょっ、ちょっと待って、それって、ちょっと大袈裟すぎない!?
確かに delicious の意味は「おいしい」です。
でも大衆居酒屋の枝豆に対してはちょっと褒めすぎでは?
delicious っていう単語を使うのが適当なのは、恋人同士で行ったちょっと洒落たレストランや、知人宅に招待された際にご馳走になった奥様の手料理なんかに対してはピッタリです。
「いやあ、とてもおいしい(おいしかった)です。」
みたいな感じで。
「This is delicious. I love this restaurant.」
「The dinner was very delicious. Thank you very much.」
といったフレーズで使われます。
美味しいということを丁寧に表現したり、強調したり、礼儀正しく表現する際によく使われます。
YummyやYumならOK?
■また、英語中級者のひとの中には
「Yummy~!」
なんて言っちゃう人もいるかもしれませんよね。
かわいい女の子だったら許しますよ。
でも、いい歳した男性が使ったらちょっと「変」です。
というか、かなり「変」。
Yummy(とかYum)ってのは、かなり子供っぽい表現ですから。
もちろん「Delicious」とか、「Yummy」とか言っても、問題はないんですよ。
ただ、言葉の意味(日本語訳:美味しい)だけで使ってしまうと、ちょっと場違いな恥ずかしい思いをするかもしれないということです。
言葉のもつニュアンスをしっかりとを知ったうえで、あえてちょっと大袈裟に表現したりする。
それであれば全然問題ありません。
美味しいを表す、「Delicious」「Yummy/Yum」以外の表現
■それじゃあ、何て言えばいいの?
答えは簡単。
「This is nice!」
または、ただ
「Nice!」
「This is good!」
「 Good!」
などでいいんです。
えっ、簡単過ぎたって?
いいんです、簡単過ぎて。
ネイティブスピーカーの日常会話での表現は、かなりかんたんな単語が多いんです。
要はそれらの単語を、どのような場面でどのように使うか。
それらを知っているのがネイティブスピーカーなんです。
■ニュースと違って、
実際の日常英会話で使っている単語は、実は簡単なものが多いんです。
だからみなさんも英会話をおそれずに、どんどんチャレンジしてくださいね。
《 おまけ 》
最初に海外で英語を勉強した時は、「Yummy」という表現を新しく知って、「Yummy,Yummy」と連発していましたが、今となってはちょっと恥ずかしい気もします。
また、知人宅で食事をご馳走になった際に、「Delicious」を使っておいしいと表現すとしたら、強調語として「very」と付けるほかには、
「This is so delicious ! 」
「This is just delicious !」
といった言い方もいいでしょう。
この場合のように「just」を強調として使うことも出来ます。
「just」と「delicious」のところを、強調しながら発音してくださいね。
ただ、「just」のところだけ妙に強調すると、状況によっては
「ただおいしいだけだね..」
みたいな感じになってしまうので気をつけてください。