未来を表す英語 will do/be gonna do/be doingの使い分け
今日のテーマ
現在以降の未来を表す英語表現には、大きく分けて、will do / be gonna do / be doingの3種類があります。どのように使い分ければいいのかを知っておこう
gonnaを使うと会話にスピード感が生まれる
■「Who are you gonna call?」
「誰に電話するの?」
という表現があります。
この「Who are you gonna call?」というのは、
「Who are you going to call?」を短縮させた言い方です。
実際、会話においては
「 are you going to 」と言うよりも
「 are you gonna 」と言った方が断然
会話にスピード感(スムーズ感)が出てきます。
gonnaの文法説明
■さて、文法の面からこの
「gonna」をみていってみましょうか。
この「gonna」というのは、
未来の行動(状態)を示す
「 be going to do (be) 」の
「 going to 」のところが、
「 going to 」=「 gonna 」
となったものです。
■” I’m gonna go to Hawaii next week. “
これが
” I am going to go to Hawaii next week. “
と同じ意味だってことです。
3つの未来表現
■それでは、
” I will go to Hawaii next week. “
” I am going to go to Hawaii next week. “
” I am going to Hawaii next week. “
この3つの違いってわかりますか?
どれも未来の行動を言い表している表現です。
でも厳密には微妙に意味合いは違っています。
この違いは、知っておいて損はない知識です。
gonnaを使う際の注意点
■ここで、「 gonna 」の使い方で注意点をひとつ。
「gonna」というのは、
未来の行動(状態)を示す「 be going to do (be) 」の
「 going to 」のところが、
「 going to 」 = 「 gonna 」
となったものです。
と言う説明をしました。
I’m gonna go toはOK、だけど・・・
だから
” I am going to go to Hawaii next week. “
↓ ↓ ↓
” I’m gonna go to Hawaii next week. “
と言うことが出来ます。
しかし、
” I am going to Hawaii next week. “
というフレーズは
「 be going to do (be) 」を使ったフレーズではないので、
(toとHawaiiの間に動詞がないですよね。違う表現ということです)
” I am gonna Hawaii next week. “
などとは言うことは出来ないわけです。
■こんな説明をすると
もしかしてよけいに
頭がこんがらがっちゃいましたか?
スイマセン、スイマセン。
では、3つの未来表現の使い分けについて
これからお話していきましょう。
3つの未来表現の違いについて
■1.” I will go to Hawaii next week. “
2.” I am going to go to Hawaii next week. “
3.” I am going to Hawaii next week. “
この3つの表現はどれも未来を表します。
しかし、厳密には微妙に意味合いは違う。
■その違いとは?
はっきり言ってかなり微妙です。
と、いうかほぼ同じように使われることさえあります。
でも、やっぱり
基本は基本として覚えておきましょう。
知った上で適当に使うのと、
知らなくて適当に使うのとは違いますからね。
■それでは説明します。
それぞれの違いはわかりやすく言えば
「予定実行実現度の違い」
とでもいったらいいと思います。
「ハワイに行くということに対する予定実行実現度の違いです」
ちょっと違う言葉で言えば
「準備度の違い」というのが少し近いかもしれません。
「ハワイに行くということに対する準備度の違い」
です。
「will go」の場合
■1.の ” I will go to Hawaii next week. “ は、
ただその場で思いついただけで、
そのための準備なんか当然なんもしていません。
ただのその場の思いつきの発言です。
例えば今日職場の工場に行ったら
工場の緊急検査で急きょ来週の仕事が休みに...
そんなときに、
よしっ、それじゃあ来週ハワイ行っちゃおう!
” I will go to Hawaii next week. “
って感じのセリフなわけです。
(ちょっと思い切り過ぎ!?)
「be going to go(be gonna go)」の場合
■2.の” I am going to go to Hawaii next week. “ は、
すでにハワイに行くことを決めている場合です。
先週金曜日に上司から休暇の承諾がおりて
無事にハワイに行けることに。
前々から休暇が取れたら行こうと思っていただけに
いまから嬉しくてワクワク。
だけど、
今週の水曜日に格安の航空券が出回るという噂があるので
あともう1日チケットは買うのは待っておこう。
だから航空券のアレンジはまだしていない状態。
こんな状況で使えるのが「 be going to do ~」です。
状況を整理すると、
・ハワイに行くことはすでに決めていること
・だけど、まだチケット等のアレンジはしていない
こういう状況なわけです。
「be going 」の場合
■それでは最後、
3.の” I am going to Hawaii next week. “ はというと、
これは、ハワイに行くことはすでに決めているし、
チケットもちゃんと入手済だよ、って時のセリフです。
文法的に説明すれば、
・その行動をとることはすでに決めているし、
・そのためのアレンジもすでに済んでいる。
という場合に「 be doing 」が使えるわけです。
3つの未来表現のまとめ
■以上が、3つの未来表現の違いなわけです。
” I will go to Hawaii next week. “
” I am going to go to Hawaii next week. “
” I am going to Hawaii next week. “
上記3つのセンテンスの上から下に行くほど、
ハワイに行くことがよりリアルになっていくのです。
一番上は、ただの思いつき。
二番目は、行くことは既に決めている。
三番目は、既に手配も済んでいる。
これで違いがわかりましたね?
だったらこれで適当に使ってOKです。
知ったうえで適当に使っちゃいましょう!