ドルを意味するバックスというスラング
今日のテーマ
ネイティブがスラングとして使う「bucks(バックス)」というのは、「dollar(ドル)」のことを意味します。具体的な例を見ていくとともに、このスラングの語源もご紹介
ネイティブは、ドルのことをバックスと言う
■筆者もニュージーランドに移住して、それなりの年月が過ぎました。
今では当たり前のように使っている言い方も、移住当時はまだ知らないことも多々ありました。
その1つが、お金の通貨の言い表し方。
■例えば、そうですねえ、友達に、
「これいいねえ、いくらだったの?」
なんて聞いて、
「Just two bucks!」
って返事が返ってきたり、友達同士で飯を食べに行って、わりかんの時なんかは、幹事が、
「Ten bucks each!」
なんて言って、みんなからお金を集めている光景を目にしたりしました。
■このように、英語ネイティブスピーカー達の多くは
「Just two bucks!」
とか、
「Ten bucks each!」
といったように
「bucks」という言葉を使うんです。
バックスの意味はドル
■要は、
「bucks」=「dollars」
「バックス」=「ドル」
ということなんです。
意味は全く一緒で、違いはありません。
なぜドルをbucksというのか
■では、なぜ「dollar」を「buck」って言うのか?
この機会だからウィキペディアで調べてみました。
すると、
「ネイティブ・アメリカン)が白人と取引する際に、貨幣の代わりに鹿の皮(buck)を使ったことに由来する。」
との説明が載っていました。
なるほど。
バックスは英語のスラングだから?!
■ちなみに、普段はごく普通に「buck」を使っている筆者ではありますが、先日、義理の両親宅で食事をしている際に、息子が「2ドル」のことを「two bucks」って言ったら、彼のおばあちゃん(筆者の義理の母のことです)が、
「そういう言葉を使うものじゃないわよ、ちゃんと【 dollars 】を使いなさい。」
との注意の言葉が・・・
えっ、そういうものなの?
まあ、たしかに「 ~ bucks 」というのは、スラングの類だもんな。
筆者も義理の両親と話するときには、ちょっと気をつけなくては・・・?!
1ドルのときは?
《おまけ》
bucks(バックス)というのは複数形なので、1ドル(one dollar)のときは、単数形のbuckを使って、a buckと言います(one buckとは言わないですね)。
また、数字が大きくなっていったときは、
10 bucks
50 bucks
100 bucks
200 bucks
と、そのままbucks使っていきますが、1000を超えると?
1000 bucks とは言いません。
1000を超えた時のスラングの言い方は、 次回お伝えします。