HallとHoleの発音
今日のテーマ
HallとHoleの違いで、「オー」の発音の違いをマスターしよう。
オーと発音してしまっている私達
■正直、タイトルで「オーの発音」
と書いてしまっている時点で間違いなのですが、
ここはあえて説明をわかりやすくするために
「オーの発音」と言わさせていただきます。
今日は何の話かというと、
英語ではそれぞれ違う音なのに、
日本人はどれもいっしょくたんに
「オー」
って発音しちゃっている音があるっていうことです。
HallとHoleの発音
■それじゃあ、具体的に話していきましょう。
歌手なんかがコンサートをやる
コンサートホールって言葉がありますよね?
英語でつづれば、
「 Concert hall 」
それじゃあ、これを英語で発音してみると、
ほとんどの人は、
筆者が最初にカタカナで書いたように、
「コンサートホール」ってような感じで発音しますよね。
「 hall 」=「ホール」
という発音で。
(注:いつも言ってはいますが、カタカナ発音は正確ではありません。あくまでも目安なのでその点はご了承ください。)
では次に、穴とかくぼみとかを意味する
「 hole 」って言葉です。
これはあなたはどう発音しますか?
「ホール」
こう発音しましたか?
これだと最初に出した「 hall 」と一緒ですね。
■残念ながら、
会場等を表す「 hall 」と、
穴などを意味する「 hole 」とでは発音が違います。
でも、日本式英語だと
この2つの単語が同じ発音になっちゃいます・・・
RawとRowの発音
■もうひとつ他の例をいいますね。
生(なま)、処理されていない、等の意味の「 raw 」。
「 raw fish(生魚) 」なんて風に使われる単語。
それと、「 row 」とう単語。
横に並んだ列なんかを言い表す単語です。
「 in the front row (最前列)」といった時に使われます。
この二つの英単語「 raw 」と「 row 」。
それぞれ発音しますか?
これも多くの日本人は
どっちも「ロー!」って発音しちゃいます。
しかし、それは不正解です・・・
■それぞれの例で単語の真ん中のスペルが
「a」と「o」の2種類がありましたよね。
「 hall 」と「 hole 」
「 raw 」 と「 row 」
そして、正解は、
これらのケースで「a」「o」の発音は異なります。
「a」のときは、
ほぼ「オー」に近い発音となり、
「ホール(hall)」「ロー(raw)」となりますが、
「o」のときは、
「オー」ではなく、「オゥ」という響きに近いです。
したがって、
「ホゥル(hole)」「ロゥ(row)」となります。
ねっ、明らかに違うんです。
日本式英語だと同じになってしまっている音も、
正しい英語発音では、本当は違う音っていうことがあるんです。
これらを同じように発音したのでは
英語ネイティブスピーカーは混乱してしまうでしょう。
ネイティブとコミュニケーションがとれるようになるためにも、正しい(相手が理解できるような)発音は必要ですよね。
発音記号の習得は重要です
■是非、
あなたの持っている辞書でそれぞれの発音記号を確認してみて下さい。
そして、それぞれの発音の違いをしっかりと知ってください。
発音記号がわからないって?!
もし、そうであれば
発音記号は必ず勉強してください。
発音記号を知らずに英語の発音を正しく知ることは、
よほど凄い聴覚認識能力が無い限り、
無理といっていいでしょう。
だから、英語が上達したかったら
発音記号を理解することは絶対です。
ねっ、絶対にお願いしますね!