becauseは文頭に使えない
今日のテーマ
「because」という英単語を、文頭・文中・文末どこにでも使えるか。英語論文エッセイなどの正式ライティングでは、「because」を文頭に置いてはだめです。よくやる間違いでもありますので、具体的にお伝えします
今回は、
正式な英語ライティングにおいて
必須の知識をお届けします。
どういう内容かというと、
話しことばでは一般的にはOKだが、
正式な書き言葉(論文)では
NGであることについてです。
becauseの間違った例文
■ちょっと次の例文を見てみてください。
” I had to go to the supermarket last night.
Because there was nothing in the fridge. “
意味としては、
「昨日は夜になってから
わざわざスーパーに
行かなければならなかった。
なぜなら、
冷蔵庫の中が空っぽだったから。」
どうです?
意味としては通じますよね。
文法的にある一点を除いては特に問題ありません。
ある一点を除いては、です。
■それでは、
この文章の問題点は何なのか?
それは「 because 」です。
そうはいっても
「 because 」が使えない、
という意味ではありません。
それでは、何がダメかというと、
「 because 」を文頭にはもってこれない!
ということなんです。
話し言葉でbecauseが文頭に来るのはOKだけど・・
■話し言葉での相手との会話のなかで、
相手 ” Why did you have to go to the supermarket last night? “
あなた ” Because there was nothing in the fridge. “
というように
口語としては使われることはありますが、
論文等の書き言葉では
「 because 」を文頭に使ったら
【減点】です。
becauseは接続詞
■何故【減点】かとうと、
「 because 」っていう単語は「接続詞」なんですね。
そして「接続詞」というのは
文頭で使ってはならないものものなんです。
まあ、ここで
「接続詞」なんて言葉は覚えなくてもいいのですが、
「 because 」は文頭では使えない
ということは覚えておく必要はあります。
becauseの正しい位置・使い方
■従って、今回の文の場合は、
” I had to go to the supermarket last night
because there was nothing in the fridge. “
という風に1文にする必要があります。
■もしくは、どうしても2文に分けたいなら、
” I had to go to the supermarket last night.
That was because there was nothing in the fridge. “
こののように言い換えなければならないでしょう。
■また、前後の文脈によりますが、
” The reason why I had to go to the supermarket last night was that there was nothing in the fridge. “
というような、
「 The reason why 」を使った表現もよく用いられます。
■日本人英語学習者のライティングを見ると、
「 because 」を文頭にもってきてしまっている誤りを、けっこう目にします。
これを機会に、
文章を書く際のbecauseの使い方を
是非覚えておいてくださいね。
おまけ
論文などの正式ライティングでなれば、
becauseを文頭に置くのは一応ありです。
但し、
Because there was nothing in the fridge,
I had to go to the supermarket last night.
のように、becauseのセンテンス(従属節)の最後に、カンマを付けることをお忘れなく。