ピアスの正しい英語表現
今日のテーマ
「ピアス」というのは和製英語だと知ってましたか?海外でピアスと言っても通じません。ピアスは名詞ではなく、動詞としてのみ使われます。ピアスとイアリングの正しい名詞としての英語表現を覚えておこう
クリスマスというのは当然、
イエス・キリストの
生誕としてのお祝いの日ではあります。
しかし、
現代では宗教を問わず
ひとつのイベントとして
定着している感がありますよね。
■ところで、
あなたはもう
クリスマス・プレゼントの
用意は済みましたか?
それとも
「何にしようかなあ」」と検討中?
筆者も、
「妻は何が喜ぶかなあ」
などとと思案しているところです。
■まあ、
ちょっとありきたりかもしれませんが
女性はアクセサリーはもらっても
困りはしませんよね。
「あんまり奇抜なの」や、
「この人からはちょっと・・・」
とでもいうことがなければですが。
筆者の妻もピアスをするので
ピアスにしようかなあ、
なんて考えています。
「ピアスをプレゼントに贈ろうと思っている」を英語で言おうとしたところ・・
■ここで、
” I have a mind to give pierces to my wife for Christmas. “
なーんて言うと、
残念ながら「間違ーい!」なんですね?
どこが?
今の文章で
「pierces (ピアス)」
って使いましたよね?
そこが間違いなんです!
■日本では、
普通のイヤリングは「イヤリング」
穴に通すタイプのは「ピアス」
って言いますよね。
ピアスは和製英語。名詞での意味はありません
■でも、実はこのように
名詞として「ピアス」を使うのは
間違った【和製英語】なんです。
「ピアス(pierce)」
という英単語はありますが、
あくまでもこれは動詞です。
「 pierce 」は、
「~に穴を開ける」
「突き刺す」
「貫通する」
といった意味の動詞なのです。
したがって、
名詞として「ピアス(pierce)」が
使われることはありません。
ピアスのスペル(つづり)は、ちょっと難しいですね。
単数形で「 pierce 」と書きます。
複数形で「 pierces 」です。
■筆者も最初に海外に住み始めた頃は
ピアスを見て、
日本風に「ピアス」と言ったら、
妻に「ピアス(pierces)じゃないわよ、イアリング(earrings)よ!」
と言われて、
「それじゃあ(日本でいう)イアリングと同じじゃんかーっ!」
って思わすつっこみたくなってしまった、
という想い出が。
イアリングもピアスも英語ではearrings
■英語圏ではイアリングもピアスも
両方とも
「イアリング(earrings)」
なんですね。
あえていうなら
日本でいうイアリングは
「 clip-on earrings 」。
現地の人に、
普通に「イアリング(earrings)」
と言ったら、
ほとんどの人は
(日本の)ピアスを想像する
といっていいと思います。
ピアスの方が
ずっとポピュラーだからでしょうか。
また、あえてピアスを
「イアリング(earring)」
という以外の言い方で表現するとしたら、
「 pierced earrings 」。
でも一般的には
わざわざ「pierced」なんてつけません。
だって「earring」って言ったら
当然ピアスのことだと人は思いますから。
「ピアスの穴を開ける」「ピアスをつけている」という文章を英語で言うと
ちなみに、
「耳にピアスの穴を開ける」
という日本語を英語にしたいとしたら、
「I get my ears pierced.」
「耳にピアスをつける」は、
「I wear (pierced) earrings.」
「耳にピアスをつけている」は、
「I am wearing (pierced) earrings.」
piercingは穴をあける行為
さきほど、
pierceという英単語は、
名詞ではなく動詞だと
お伝えしました。
従って、
ピアスの穴をあける行為自体は
ピアシング(piercing)と言います。
いろいろな部位に付けるボディピアス
そして、
体のそれぞれの部位に付ける
ピアスを付ける行為は
英語で次のように言うんです
鼻ピアス Nose Piercing
舌ピアス Tongue Piercing
唇ピアス Lip Piercing
乳首ピアス Nipple Piercing
へそピアス Belly Button Piercing
けっこう、海外では
いろんなところに
ピアスをしている人が多いです。
以上、今回は「ピアス」「イアリング」にまつわるお話でした。