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西洋人と東洋人の思考の違いについて

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目次

西洋人と東洋人の思考の違い

今日のテーマ
西洋人と私たち日本人を含む東洋人は、思考が異なります。違いを知っておかないと、西洋人に理解出来るように、ものごとを説明出来ない恐れがあるので、その違いを知っておこう


  『世界中、人類、みんな、みんな一緒です!』
 
 
  なんて風なフレーズもありますが、
 
  あなたも本当にそう思います??
 
 
 
  そりゃあ、人類みんな人間ですし、
 
  「喜び」や「悲しみ」、そして「怒り」
 
  同じような感情を持ちあわせています。
 
  
  でも、
 
  やっぱり違うんですよ。
 
 
  西洋人と東洋人はやっぱり違う(うん、うん)。
 
 
 
  これは一緒の空間で住んでみるとよくわかります。
 
 
 
  なにが違うかって?
 
 
 
  「思考です」
 
 
 
  西洋人と東洋人は思考が違うのです。
 
 

日本人(東洋人)が英語の文章を書く際は、思考の違いに気をつける

 
■この前、興味深い記事を読みました。


  中国人女性が雑誌に載せていた記事なのですが、
 
  「東洋人と西洋人の思考の違いによる英語学習の影響」
 
  について書かれた記事でした。
 
 
 
  英語タイトルは、
 
  The Influence of Different Thinking Modes in
 
  Chinese and Western Cultures on English Study.
 
 
  内容は、
 
  東洋人(記事の例では中国人)

 が英語を学習して、
 
  英語で物事を表現しようとしても、
 
  文章(話の筋)の表現が
 
  西洋人の思考回路に

 沿ったものになっていない場合が多い、
 
 
  という内容。
 

東洋人はimplicitで、西洋人はexplicit

  
東洋人の思考は一般的に

 「implicit」です。
 

  一方、西洋人の思考

 「explicit」が一般的。
 
 
  そして、

 この二つの言葉は対極にあります。
 
 
  「implicit」はどういう意味かというと、
 
  和訳では「暗黙の」と訳されたりします。
 
 
  英英辞典(ロングマンより)によると

 次のようになります。
 
  to form a central part of something,
  but without being openly stated.
 
 
 
  一方、「explicit」は和訳で、
 
  「はっきりと」「明確に」
 
 
  英語での意味は次のようになります。
 
  to say something very clearly and directly.
  

西洋と東洋とでは物事の伝え方が違う

 
■西洋人は物事をはっきりと伝えます。
 
  とても理論的でもあります。
 
 
  そして、
 
  「英語」という言語は、
 
  物事をはっきりと&理論的に
 
  伝えるように作られた言葉でもあります。
 
 
 
  思考が言語を作り、
 
  そして言語が思考を作っていったのでしょう(相互作用で)。
 

  
■一方、東洋の多くの言葉は

 物事をはっきり伝えることなく、
 
  しかしながら、
 
  物事の真意を(しっかりと)相手に伝えることに長けています。
 
 
  話の文脈で相手にわからせるのです。
 
 
  ここにおいても、

 東洋の思考が東洋の言語を作り、
 
  東洋の言語が東洋の思考を作り上げていったといえると思います。
 

西洋人の思考を理解した上で、英語を使う必要がある

  
■東洋人同士で、

 東洋の言葉を使って

 コミュニケーションする場合は問題ありません。
 
 
  しかし、
 
 
  「英語学習者の東洋人」が
 
  英語で自分の意見を表現しようとした際、
  
 
  問題が起こります。
  
 
  使っている言語は英語なのですが、
 
  文章が東洋の思考を元に組み立てられているのです。
 
 
 
  いいたいポイントをズバリ言うのではなく、
 
  巧みに言葉を駆使しながら
 
  ポイントを暗示させるような

 文章表現方法をとるのです。
 
 
  (筆者の個人的な意見としては、このような文章の方が深みもあるし、読んだり聞いたりしていて面白いのですが..)
 
 
  こういった表現方法をやられると

 英語ネイティブスピーカーは理解に苦しみます。
 
 
  と、いうか理解出来ないのでしょう。
 
 
  そして、
 
  言語をきちんと使いこなしていない人間とみなすのです。
 
  (別の言い方をすると)
 教育を受けた大人の文章ではないとみなす恐れがあります。
 

  
■「英語」を使うというのは、

 英語の文法や単語を単に使う

 ということだけではありません。
 
  英語の思考に沿って

 あなたの意見を表現する必要もあるのです。
 

  特に、論文等のフォーマル文章や、

 人前での発表会などのケースでは
 
 このことが強く求められるのです。
 
 
  そのことを是非知っておいて下さい。


日本人と中国人の思考は近い・遠い?


 《 追記 》

■筆者は以前は、

 中国人は物事の表現が日本人と比べてかなりストレート

 であると思っていたのですが、

 中国人の知人に聞いたりすると

 一概にそうではないみたいですね。


 今回の記事を読んでも

  やはり知人の言うことはやっぱり正しいのかなと思わされました。


 記事の中で、

 「Chinese people tend to organize information in a roundabout way, usually either hiding the theme within text, or putting it at the end.」

  と中国人の思考を説明してありました。


 これってかなり日本人に似ていると思いませんか。


 日本人と中国人は共に、

 西洋人からみるとかなり似た

  東洋的な思考回路をもっているということです。

コンテクスト文化の高低で東洋人と西洋人の思考の違いを説明した理論


 《おまけ》

■西洋人と東洋人の思考の違いを

 より明確に正しく説明できる理論を

 以下の教授と博士によって発表されました。

 大阪市立大学大学院文学研究科
 山祐嗣教授

  アラブ首長国連邦
 ウロンゴン大学ドバイ校
 Norhayati Zakaria博士
 

東洋は高コンテクスト文化で、

 西洋は低コンテクスト文化

 という枠組みで説明した理論です。

 コンテクストを簡単に説明すると、

 お互いの共通の認識が多く存在し、

 暗黙の了解や阿吽の呼吸が通用するのが

 高コントラスト文化、

 その逆が、低コントラスト文化です。
 

 この理論については、

 大阪市立大学のサイトに掲載されています。

 

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