一夫多妻制や一妻多夫制の英語表現
今日のテーマ
日本は一夫一妻制ですが、世界には、一夫多妻制や、さらには一妻多夫制の国もあります。一夫多妻や一妻多夫の英語での言い方を学習
もしも、「奥さんを2人以上もらっても違法じゃないですよ」って言われたらどうします?
筆者は、「ん~、どうしようかなぁ...」と、考えつつも、きっと「いいえ、結構です(きっぱり)」と答えるでしょうね。
奥さんは一人で充分です(再きっぱり)。
一夫多妻制を英語で言う
■ところで「一夫多妻制」のことは、英語で何て言うでしょう。
答えは、
「polygamy」
といいます。
読み方(発音)は、ポリガミーです。
西アフリカの一部のイスラム社会の中には、「polygamy」を認めている国もありますよね。
逆に、 一妻多夫制を英語で言うと
■でも世界とは広いもので、逆に、一妻多夫制を認めている地域もあるんですね。
筆者は、ある新聞記事で、「インドのある地方での一妻多夫制の存続」について書かれている記事を目にしました。
一夫多妻の話は時々耳にしますが、その逆は聞いたことがなかったので興味深い記事でした。
では、この「一妻多夫制」を英語で何て言うかというと、
「polyandry」(ポリアンドリー)
になります。
poly-だと複数、mono-だと単数
■「Poly-」という接頭語は、「多くの」とか「多」といった「複数」を表す場合に用いられることがあります。
この「polygamy」「polyandry」はそのパターンです。
■また、これと対をなす(単数を表す)接頭語のひとつとして、
「Mono-」
があります(これは知っている人は多いですよね)。
そうなると「一夫一妻(日本のような結婚形式)」は何ていうか?
勘のいい人ならちょっと想像つくかもしれませんね。
「monogamy」(モノガミー)
といいます。
筆者はやっぱりこれがいいです。奥さん3人、4人もなんてとても養えません。みなさんはどの結婚スタイルがいいですか?
一妻多夫制の背景
《 追記 》
■筆者が読んだ上記の「一妻多夫制」の新聞記事の例では、その地方では、女性は最初に結婚した男性の兄弟達と後に結婚し、一妻多夫の形をとっていくとのことでした。
こういった独自の慣習というのは、それぞれの地方独自の事情が影響しているようです。
今回の例ですと、
先祖代々の土地(農業地)を一族全員で守るために、男性兄弟は全員その土地にとどまる必要がある。しかし、男性と女性の人口バランスが均一でない。
こういった理由からとのこと。
しかし、
隔離されていたインドの奥地でも最近は情報化(informatization)が進み、外部との接触も増え、若者達は従来からの慣習には従いたくはなくなってきているようです。
慣習を「良い/悪い」で判別するのは非常に難しいものがありますが、「良い/悪い」に関係なく、情報化社会が進めば慣習は衰退する傾向が強くなっていくと思われます。