殺人事件を英語で表現
今日のテーマ
物騒な事件の話になりますが、殺人についての英語表現について学びます。殺人もその意図によって使われる単語が変わってきます
殺人で使われる3つの英単語
ニュース報道に多く登場する「殺人事件」。
物騒な話ですがこれは世界どこに行っても同じです。
逆手にとれば、
英語で殺人事件が理解できれば
ニュースの何割かは理解出来るということです。
許しがたい殺人事件ですが、
この際、英語上達のためにつかわさせてもらいましょう。
では、殺人って英語でなんていう?
murder ですよね。
殺人事件だと、
murder case
と表現されます。
でもニュースではmurderという単語よりも
homicide のほうがよく使われます。
homicide はもともとは法律用語なのですが、
ニュースでは格式ばった表現が好まれるケースが多く、
この単語が使われるのです。
また、homicide は計画的な殺人murder だけでなく、
悪意の無い事故としての殺人(交通事故とか)
manslaughter も含みます。
★ここで単語チェック
・murder (名詞・動詞) 故意の殺人,殺す(殺人犯はmurderer)
・manslaughter (名詞) 殺意の無い殺人
・homicide (名詞) 殺人(故意と非故意の両方)、殺人犯
ですので、例えば「ジョンベネちゃん殺人事件捜査」は、
the investigation of JonBenet’s homicide
と英語で言い表すことができます。
ニュースチェックの時には
この単語によーく気を付けてみてくださいね。
cideの付く英単語
■さらに豆知識として
-cideという接尾語は、
ラテン語の「殺す」という意味からきています。
他にcide の付く単語としては、
・suicide 自殺
・patricide 父親殺し
・genocide 集団虐殺
・insecticide 殺虫剤
などがあります。
この世からcideの付く事件が減ってほしいですね。
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《 追記 》
■豆知識としてさらに派生語をご紹介しましょう(全て名詞)。
・fratricide 兄弟(姉妹)殺し
・sororicide 姉妹殺し
・infanticide 幼児殺し
・uxoricide 妻殺し
・regicide 国王殺し
ただし、これらの単語が使われることは非常にまれです。
ニュースを見ていて本当にたまにですが使われることはありますが、「-cide」のところだけ聞き取れれば、あとは文脈から推測することが可能です。